ASTやALTの数値を下げる効果のある食事とは

ASTやALTの数値を下げる効果のある食事とは

肝臓の機能を向上させる必要性

 

ASTやALTの数値を測定する肝臓の役割は大きく2つあります。
ひとつは、食事から取り入れたたんぱく質・炭水化物・脂質をエネルギーとして蓄積する働きです。もうひとつは、アルコールを分解して有毒な成分を無毒化する働きがです。アルコール以外に老廃物や薬の無毒化も行っています。二日酔いになってしまうのは、肝臓の機能の許容範囲を超えた飲酒をしたことが原因です。
また、脂質や糖質の多い食事が続くと、エネルギーの消費が間に合わずに肝臓に余分な脂肪が蓄積して脂肪肝になります。ASTやALTの数値が異常になるのは、肝臓の機能の範囲を超えた食生活が継続していた結果と言えます。重篤な疾患に推移する前に、生活習慣を再確認することが重要です。

 

肝臓の機能を正常化する食事とは

 

ASTとALTを正常値に下げるには、バランスよい食事、適度な運動、禁酒・禁煙が基本です。
仕事や付き合いの関係で、外食する機会が多いと、野菜不足、肉類中心に偏りがちです。また、アルコールと揚げ物は相性がいいため、食べ過ぎることが多いです。脂質を全く摂取しないことも体にはよくないので、脂質は不飽和脂肪酸を意識することが必要です。
オメガ3脂肪酸とも言われていて青魚やゴマ油などに多く含まれています。肉を食べる割合を減らして、中性脂肪を減らす効果のあるEPAの含有率が高い青魚に置き代えると効果的です。また、たんぱく質は動物性よりも植物性の豆類が推奨されます。
他には、ビタミン、ミネラル、食物繊維の摂取に、海藻、淡色野菜、緑黄色野菜、きのこ類をたっぷりと食事に加えます。緑黄色野菜に含まれるビタミンは脂溶性のため、ごま油で炒めるなどすると効果的です。水溶性のビタミンを効果的に摂取するには、ポトフや鍋物にしてスープも飲めば栄養の損失が少なくて済みます。
たとえば、鰯のつみれやしじみ・アサリなど魚介類を入れた鍋は、栄養バランスがよくカロリーも高くないので、食事を楽しみながら肝機能アップができます。