高齢者はAST・ALTの数値が高くなる?

高齢者はAST・ALTの数値が高くなる?

高齢者は身体的な機能低下がある

 

検査の結果は、健康な人の場合でも、その日の体調、季節、前日の食事、ストレスなどによって変わります。
高齢者の場合、異常がない場合でもAST・ALTの数値が基準値以上・以下になることは珍しくありません。加齢とともに肝機能が低下するのが原因と考えられています。
高齢者になると、食生活にも変化があり、若いころのようにカロリーの高い食事を摂り続けることは難しくなりますし、脂質の高いものや過度なアルコール摂取をする習慣も次第になくなってきます。そのため、肝機能検査においてAST・ALTの数値が上昇したとしても、疾患が原因でないこともあります。
再検査や精密検査によって異常が発見されなければ、経過観察を行うのが一般的です。

 

高齢者の食事の管理

 

年齢を重ねると、多くの人は食事の趣向が変化します。肝機能、消化機能などあらゆる臓器が衰えることが原因のひとつとなっています。
特に病気も、日常生活に支障もなく生活が送れていても、食事の量も少なくなるので、栄養のバランスを考えた食事が重要です。
たとえば、食事の量が少なくなったからと、栄養価の高い食事に切り替えると脂肪肝になる可能性もあります。摂食障害や嚥下障害などを生じている場合には、特に低栄養や栄養の過剰摂取にならない工夫が必要となります。

 

薬の分解に時間がかかる

 

高齢による体の衰えは薬の効果にも影響します。
AST・ALTの数値が基準値以上・以下を示していると、肝臓の機能が十分に働いていないため、薬の分解や排泄に時間が必要となります。
腎臓の機能が低下していれば、体内にとどまっている時間が長くなり、副作用のリスクが高くなりる可能性があります。
市販薬の中には80歳以上の高齢者の使用禁止のものもあります。高齢者が市販の薬の服用をする場合には、薬剤師や医師に相談をした方が安心です。