妊娠中にAST・ALT値が高くなる原因とは

妊娠中にAST・ALT値が高くなる原因とは

妊娠後期につわりのような症状は要注意

 

妊娠中は胎児の健やかな成長と出産を目指して、細やかな気配りをしながら生活をしています。
初期の頃にはつわりがあって、人によってはとても苦しい時期もありますが、妊娠後期になれば、胎児は日々成長をするのでぐんぐんとお腹が大きくなります。
しかし、妊娠後期に食欲不振、吐き気、倦怠感などつわりや胃腸障害に似た症状を起こすことがあります。
さらに、体重の減少、黄疸など普通ではありえない状態になることもあります。少しでも体調に異変を感じたら、一刻も早く主治医の診察が必要です。

 

急性妊娠脂肪肝という病気

 

妊娠中の血液検査の結果、AST・ALT値が基準値を超えていた場合、急性妊娠脂肪肝の可能性があります。
妊娠中は栄養管理に苦慮しますが、医師からは太りすぎを注意されます。しかし、どんなに注意をしていても、肝臓に中性脂肪が過剰しかも急激に蓄積するのが急性妊娠脂肪肝です。発表されている罹患率は15000人前後に1人の割合となっているので、それほど高い確率で発症する病気ではありませんが、中性であるべき胎児に送られる血液が酸性に傾くため、胎児が危険な状態になります。
明確な原因はわかっていないので、治療方法も確率されていません。そのため、発症が確認された時点で、緊急手術を行って母子の生命を確保する必要があります。経腟分娩か帝王切開で出産します。

 

予防方法は早期発見

 

原因と対処方法が確立されていない以上、母子の健康を守るためには、早期発見が一番の治療方法となります。
妊娠中は神経質になりすぎるのは良いこととは言えませんが、無事に出産をするまでは、どんな小さな変化もおろそかにしないことです。
ポイントは妊娠後期です。間もなく出産準備という時期に、胃腸障害や風邪のような症状になったら、我慢をせずに主治医に相談することが大切です。